「社会人になったら時間がないから学生のうちに海外旅行をしろ!」
「若い時に旅をすると多様な価値観に出会えて人生観が変わる!」
こんなことを言う社会人はたくさんいますね。
実際に私も社会人になって(国内外問わず)旅行をする回数は格段に減りましたし、大学生の時にたくさんの国々を巡ったことはかけがえのない財産となっています。
ただし2泊、3泊のような旅行は社会人でも十分可能ですし、むしろお金を持っているぶん社会人に軍杯が上がります。
私がここでおすすめするのは「学生の長期旅行」です。
ではなぜおすすめなのか、6つの理由を解説していきます。
この記事でわかるコト
1.特別なアクティビティやイベントに参加できる
基本的に社会人になると、2週間以上の長期休暇は取れません。職業によっては取れる方もいますが、基本的には取れないと考えていいでしょう。また、休みが取れたとしてもお盆休みや年末年始、ゴールデンウィークといった一定時期に限られます。
このような時期の休みしか取れないとどうでしょう。例えば、スペインで毎年行われる「トマティーナ」という祭典をご存知でしょうか?某番組で放送されたことで日本でも有名になり、実際に行かれたという方も多いのではないでしょうか。
簡単に解説すると、毎年8月の最終水曜日に行われるスペインのお祭りで、その名の通りトマトの収穫を祝うお祭りです。このお祭りの面白いところは、その祝い方にあります。
投げるんです。トマトを。
私も2014年に訪れましたが、それはそれは凄まじいものでした。人生で一度は体験していただきたいお祭りですね。
話が逸れましたが、このようなお祭りはある特定の日に行われます。日本の長期休暇の日程を考えるとこのお祭りに合わせて休みを取るなんてなかなかできませんよね。
イベントに合わせて休みを取るのも難しいですが、アクティビティーへの参加も難しくなります。例えば、別ページで紹介しますがネパールのヒマラヤをトレッキングしようとした場合、比較的簡単な「アンナプルナ」でさえも登り始めてから戻ってくるまでに9日程度の時間がかかります。街の観光や移動時間を考えたら2週間程度の休みでは到底足りません。
2.自由気ままな旅ができる
私以外にも多いのではないでしょうか。計画時に全日程の旅程を立てたくないという方。前日や当日の朝に「今日は〜〜をしよう!」と思いついて行動するタイプ、私がその1人でした。
行く前からホテルを決めてしまうと行動に制限が出たり、目的地を変えられなくなりますよね。もっと自由に旅をしたいと思っていました。
はっきり言います。社会人になるとそのタイプの旅行は難しいです。
限られた時間の中であれもしたい、これもしたいとなると自然と旅程が決まってきてしまいます。社会人の休みって短いですからね。
3.話のネタができる
はい、私の1番の目的はこれです。このためにあちこち旅をしました。日本とは異質の文化の中で生活をしていると、日本では起こり得ない出来事が多々起きます。起こるべくして起こるのです。
日本に居て国境を徒歩で渡れるでしょうか。
日本に居て発展途上国の現状を見ることができるでしょうか。
日本に居て海外の人の生の声を聞くことができるでしょうか。
起こった数々の出来事はあなただけの物語です。ですから、私もこうしてブログとして文字に残そうと思うのです。
友達との話のネタになるのはもちろんのこと、初対面の人と話をするときにもこのネタは使えます。実際、就活の面接を受けたときには、この手のネタにたいへんお世話になりました。
4.どこへでも行ける
最近はやりのウユニ塩湖、とても絶景ですよね。ウユニ塩湖は南アメリカ大陸のボリビアという国にあります。ここへ日本から行こうとしたら、飛行機の直通はあり得ません。なぜなら、燃料がもたないから。絶対にアメリカなどの国を経由しなければいけないのですね。
そうなるともちろん時間がかかります。往復するだけで4日以上はかかってしまうでしょう。2週間しか休みが取れないのに4日もなくなってしまうと、あと10日しか残っていません。実質動くことができるのは8日程度でしよう。
南アメリカって広いですよ。せっかくですからマチュピチュやアマゾンだって行ってみたいですよね。高い高い航空券を払って行くのに、たった8日では満足する旅ができるかどうか‥
5. 渡航費が安い
旅をするときに何に1番費用がかかると思いますか?行く場所にもよりますが、3分の1は移動費ですね。
そのうち飛行機が占める割合が大きいでしょう。そして、この航空券が連休中の高いこと高いこと。
私はスカイスキャナーという航空券比較サイトを使っていますが、一般的な土日とお盆休みだと2倍以上の差があります。同じ場所へ行くのに2倍以上のお金を払うなんてばかばかしくなりませんか?
6. 価値観が広がる
出ましたね、この言葉。よく言われる言葉ですが、じっさいその通りだと思います。価値観が根こそぎ変わるなんてことはよほどのことがないと起こりませんが、少なくとも日本では感じることのできなかった感覚が研ぎ澄まされます。
それは社会に出てからもおおいに役立つ感覚です。社会では多種多様な人たちを受け入れていかなければいけません。異なるものを受け入れるチカラを養っておくという意味でも、海外での旅は刺激になるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。思いつく理由を厳選して紹介しました。
ですが、1番の理由はやはり楽しいからです。
他ページではそれぞれの国の魅力や旅情報をお伝えしたいと思っております。今回は学生のみなさんを対象に記事を書きましたが、旅はだれでも楽しむことができます。学生のみなさんも社会人のみなさんも旅を存分に楽しんでください。
現在大学1年生の者です。自分が何をやりたいかわからなかっりしていて、また、社会人になる前に世界を知りたいなぁと思っています。
でも、知りたいにバックパッカー経験者などが1人もおらず、不安で行動に移せません。そうおもって、様々なブログを拝見しています。今年の夏休み、大学のプログラムで留学するか、自分でバックパッカーするかで迷っています。大学のプログラムだと、安全だからいいなぁとも思ってるけど、バックパッカーだったら留学とは違う何かを得られるのではないか、とも考えています。なにかアドバイスをいただけると幸いです。
To きるおさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
>知りたいにバックパッカー経験者などが1人もおらず、不安で行動に移せません。
きっときるおさんが思っているほど、バックパッカーってハードルが高いものではないです。
ぼくの知り合いには、「一度も海外旅行がしたことがない!英語もほとんど話せない!」という状態で世界一周の旅に飛び出しちゃった人もいました。もちろん、1年間で30カ国旅して、無事に帰ってきましたよ。
>今年の夏休み、大学のプログラムで留学するか、自分でバックパッカーするかで迷っています。
留学とバックパッカーは、そもそも目的が違います。
大学の留学は字のごとく、その国に「留」まって「学」ぶことが目的です。
もちろん学べることは学識ばかりではなく、その国の文化や価値観、さらには生活術なんかも学べるでしょう。
それに比べ、バックパッカーは「バックパックを背負って旅に出る、放浪の旅人」とでも言いましょうか。
学ぶことが目的ではないのです。
もちろん、いろんな国の価値観を知ることができるし、たくさんの経験もできます。
しかし、あくまでバックパッカーは「遊び」の一環。自由です。
気負いして行うものではないのです。
きるおさんはどちらが目的ですか?
「遊び」としての経験をしたいか、「勉学」としての学びの場に自分を置きたいか。
ただ、「自分が何をやりたいかわからないから世界を知りたい」ということであれば、夏休みの間にいろんな国を放浪してみてもいいかもしれません。
その結果、新しい目標ができたときに改めて「留学」という選択肢を選んでみてもいいかもしれませんね。
管理人