「あなたの自己PRを教えてください。」
「学生時代に頑張ったことは?」
エントリーシートではお馴染みのこの質問ですが、多くの就活生を悩ませる質問でもありますね。
日本の就活においてまず始めに壁となるのが「エントリーシート」です。ほとんどの企業でこのエントリーシート審査が採用されており、この審査で半分以上の就活生を削り落とす企業もあります。
難関であるエントリーシートですが、自己PRなんて何を書いたらいいか分からないという方も多いのではないかと思います。実際、私も就活時はこのテーマに散々悩まされましたし、たくさんのキャリアセンターや先輩に相談をしました。
そのおかげで、私はエントリーシートの審査において90%(72社中63社)の企業で審査に通ることができました。就活中はいわゆる大手病にかかっていたため、通った企業もほとんどが大手企業でした。
その経験を活かして、エントリーシートにおける重要ポイントを解説します。このページを読めば、エントリーシートで書くべき重要ポイントが分かります。
この記事でわかるコト
特別な経験はいらない
エントリーシートの書き方を解説する人の中には「留学」や「学生団体への所属」といった「他の人にはできない特別な経験を書くべき」と解説している人もいます。
はっきり言ってそんな経験は必要ありません。大企業にはそんなスーパーマンではない人もたくさんいます。私もそんな経験は全くありません。
そもそも大多数の審査員はそのような特別な経験話を求めていません。もちろんその経験はとても魅力があるものです。しかし、その経験があるからと言って、ビジネスでも同じように成果を出せるとは限りません。審査員が知りたいのは過去の栄光話ではなく、実際に企業に入って活躍できる(成長できる)人材かどうかということです。
何を書けばいいの?
では審査員は何を基準にエントリーシートの良し悪しを決めているのでしょうか?
それは「課題を解決するためにどのような思考と行動を行えるか」です。
審査員はそのエントリーシートを書いた人材が入社後に活躍できるかを見極めようとします。その時に参考となるのが「あなたの思考回路と行動パターン」です。問題を解決するための思考方法が備わっていれば、ビジネスにおいても同じように問題を解決する力があると考えるわけです。
実用例
では、実際に私が書いたエントリーシートを見てみましょう。
【学生時代に頑張ったこと】
A.私は学生時代に家電量販店で光回線のPR販売のアルバイトに力を入れました。
B.しかし、アルバイトを始めてすぐに大きな問題に直面しました。光回線のPRをいくらしても全く契約を取ることができなかったのです。なぜ契約を取れないのかを考えたところ次のような点が重要であると考えました。①家電量販店に来店しているお客様の目的は家電を見ることである。②突然に光回線の話を持ちかけてもお客様は聞く耳を持たない。
C.この課題を解決するためには、家電の物販を行うことが必要だと考えました。まずお客様の興味のある家電製品の物販を行い、信頼関係を築いた上で光回線のPRを行えば上記の課題を解決できるからです。
D.そこで、物販知識を身につけることに注力しました。1日1時間は各メーカーのカタログを読み漁り、アルバイト当日は量販店の店員の方に物販トークを習いました。
E.その結果、私の勤務地域での1ヶ月の契約件数のランキングで上位5位に入ることができました。
ポイントは下記です。
A.冒頭でテーマを決める。
B.課題内容を明記する。
C.課題を解決するために思考した内容を明記する。
D.課題解決のための行動を明記する。
E.結果を明記する。
特にB.C.Dが重要です。
ここであなたの思考と行動を明記して、ビジネスにおいても同じ行動ができることをアピールするのです。
まとめ
このようにテーマをアルバイトにしたとしても十分に審査員にアピールすることができます。
繰り返しになりますが、審査員が知りたいのは「結果」ではなく「過程」なのです。
就職活動にこのページをぜひ参考にしてみてください。
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